2020.05.23
5月2日STさんが92歳の天寿を全うし、ご逝去されました。
娘さんから文章とSTさんの写真を載せる承諾を得て掲載いたします。
3年半前に入居した時からあかねで最期を迎えたいと望まれていました。
過去2回、強い生命力と頑張りで乗り越えました。
3回目のターミナルケアの中、STさんは穏やかに眠るように逝かれました。
コロナ禍の中ですが、特段の事情なのでお顔を見に来ませんか、と
娘さんにお声を掛けました。
「こんなご時世です。皆さんに迷惑をおかけしては大変です。
会えなくても仕方ありません。どう終わったかではなく、
どう生きたかだと思うので。私たちは母の頑張りをずっと
見てきましたから。」と仰いました。目頭が熱くなり、言葉に詰まりました。
娘さんから強いお覚悟と、お母さんへの深い愛情を感じました。
普段は御粥とペースト状のおかずを摂るSTさんですが、
4月の🍣パーティーで大好きな鮪のお寿司を食べてポロリと涙を流しました。
「良かったです。好物を食べさせてもらって。よっぽど嬉しかったんですね。」
そんなことも仰ってくれました。
この数か月、STさんの生きる想いの強さを感じ、私たちは何度も勇気を貰いました。
たくさんの楽しい思い出をくれたSTさん、天国で美味しいものたくさん食べて、
健康で笑顔の日々を送ってくださいね。本当にありがとうございました。