S子さんのご家族から記事と写真掲載の了承を頂いてもう何日たったかな。なかなか文章にできなかったです。S子さんがあかねのお仲間になったのは4年と11か月前です。昨年の12月14日、あかねから穏やかに逝かれました。最初から重い癌を患っていて、当時の掛かりつけ医師も「大丈夫？みていける？」って心配しました。病院嫌い、頑張り屋さんのお母さんに「普通の生活をさせたい。」というご家族の必死な思いに心が動かされました。

入ってきてみると、とても馬力のある口八丁手八丁の明るいお母さん。お料理もお裁縫もプロ並み。人生相談にものってくれちゃう。スタッフはいろんなことを教わりました。皆が頼りにしてました。12月に入って食事も喉を通らず、体もしんどかったでしょうに、10日まで皆の中に居て、11日とうとう「私、もう動けないの。」とポツリ。「皆に迷惑はかけないよ！」「ひ孫が2人12月末に産まれるからね、私はお先に！」「息子や娘、孫たち元気でいなさいよ！」って自分で人生仕舞をした感じがします。S子さんらしいな。天晴でかっこいいな。

でも私たちは寂しくて寂しくて。風船バレーの思い切りの良い回転レシーブ。キャベツの千切りは絶品だったな。S子さんのお料理、美味しかったな。冗談を言い合って大笑いしたな(:_;)

1月31日は四十九日です。S子さんは次のステージに旅立ちます。「行ってくるわ。またね。あんたたちも楽しく笑顔で頑張んなさい。」って、きっと言うなぁ。

色々、ありがとうございました。S子さん、またね。私たちも頑張るよ。楽しく笑顔で。言ってるそばから涙が止まらない。